株式会社NISHI SATO
株式会社NISHI SATO
本社所在地:東京都立川市富士見町1丁目3番14号
設立:1981(昭和56)年4月
事業内容:バーコードプリンター・ラベル・タグ・RFIDなど電子機械器具の販売
ネットショップ運営
企業主導型保育園「ベネチアン・ベイビー」運営
働き方は十人十色。社員一人ひとりの希望と向き合い、働き方のストレス軽減。皆が100%の力を発揮できる職場に

社員の心身の健康については、時代や世代交代により形を変えながらも、一貫して大切にしてきたようだ。
2018年から7年連続で『健康経営優良法人』に認定され、さらにその中でも特に優れた取り組みを行う500社に与えられる称号『ブライト500』を前年に引き続き取得している。社を挙げての健康づくりと、それを社内外に発信・共有する姿勢が認められた結果だと、担当者は評価する。先代社長の頃より、家族を気遣うように社員の健康を大切に考えてきたこと。その延長線上に、現在の取り組みがあるという。
健康経営の土台や互いを思い合う風土があり、さらに現社長に代替わりしてからの「固定概念にとらわれず、誰もが活き活きと活躍できる場を創造していく」視点が加わったことにより、心身の健康の維持・増進にとどまらない、仕事と家庭を両立しながらより健康で心地よく過ごせる職場環境につながったことが、現在、各方面から高い評価を得ている所以ではないだろうか。
社内外からの高い評価は、実際に採用や事業の売り上げの大幅アップにも直結したそうだ。当初からそれを狙っていたわけではないが、皆がストレスの少ない状態で100%の力を発揮できる職場にしたいという純粋な願いが現実のものとなり、それが事業の発展にも功を奏した形だ。
例えば、4年前に併設した企業主導型保育園では、十分な人材が確保・配置できている。世間一般的には、慢性的な保育士不足や過酷な労働環境により定着に課題を抱える施設が多い中で、同社では応募・入社希望者が後を絶たないだけでなく、定着率も高いそうだ。働きやすさを売りにしているだけでなく、実際に入社してからの満足度も高い様子が伝わってくる。
保育園を開設して以降、会社主催のさまざまなイベントは家族ぐるみで参加できるものになり、社内のモニターに園児たちの様子が常時映し出されるなど、子どもを預ける保護者にとっては安心感が高まったという。「誰もがお互いのことを思い合えるような経営をしていきたい」と考え、意図的に社内全体を巻き込んだ結果、それぞれの状況を理解し受け入れる「お互い様」の気持ちが強くなり、いつ、誰(の子ども・家族)が病気になって休んでも対応ができるような勤務・業務体制の構築につながった。日頃から作業の標準化、効率化、マニュアル作成など業務改善の意識が浸透したことも、大きな成果だったようだ。
同社は年次有給休暇とは別に、独自の「ファミリー休暇」を設置している。家族に限らず、自分やペットのことに関しても時間単位で利用が可能だ。同休暇を不妊治療にも積極的に活用してもらいたいと考え、その場合はさらに日数を加算している。「周囲に不妊治療だと知られたくない」との声に配慮し、本人の気持ちに寄り添った申請・利用方法を取り入れた。男性育児休暇の取得推進にも貢献している。
その他、「デュアルキャリア採用」を通じて、アスリートを社員として雇用したり、副業・兼業を許可したりと、「自分時間を有効に使い、新たな見聞を広げて社内に還元してもらえたら」と広い視野で採用やキャリア支援を後押ししている様子がうかがえる。
また、社屋の最上階にある多目的ホールを活用し、ヨガやお菓子作り、編み物やアロマキャンドル教室などの趣味の講座・イベントを、福利厚生として無料で提供している。同社のユニークな点は、これらのイベントをすべて就業時間内に行っていることにある。交代でシフトを組み、各自が好きなものに参加できるようにしているそうだ。さらに講師となるのは特技や資格を持った社員であることもポイントで、「小さい子どもを持つ社員はなかなか習い事の時間がとれないため、勤務中にリフレッシュできることを大変喜んでいる」と好評なだけでなく、「集中力が必要な事務仕事がほとんどなので、手芸やヨガは脳や体をリセットしてミスの削減にもつながったと報告があがっている」そう。社員の自己実現と生産性の向上の両面にとってプラスとなり、とてもよい循環が生まれているように思われる。
社員のメンタルヘルス対策として特徴的なのは、タイムカードの代わりに、その日の気分の「お天気マーク」を押し、心の状態を把握する仕組み。社長の横川氏によれば「内面的なものは見えづらく、自分では把握しにくいものなので、お天気マークで朝来た時と帰る時の気分を押してもらっている。このシステムは専門家とつながっているので、毎日の皆さんの状態をはかり、ストレスがたまっているのでは?という段階になると社長の私に直接通知があり、個人面談をする形になっている」そうだ。
このように、日々先駆的な取り組みやイベントを社内に取り入れ、補助金なども積極的に活用しながら、中小企業の強みを生かした働きやすい職場づくりを実現している同社。大事なのは「どのような会社にしたいかを言葉に出して伝えること」、またストレスチェックや健康経営も含めて、必要だからと「決められたことをやるというよりは、面白そうだなととらえて、やってみようというノリも大切」と横川氏は語る。実際に健康経営に向けた取り組みも、社内外の健康関連や社会貢献イベントの開催・参加も、まずはレクリエーション感覚で取り入れ、それを社内でキャンペーンにして付加価値をつけたり、社員自らが楽しんでできるように工夫してきた経緯がある。
同社が掲げる「心の健康と体の健康は車の両輪。どちらが欠けても成立しない」との考えと、「互いが家族と思い合える会社づくり」という言葉は、一見すると別々の独立した目標のように感じるかもしれないが、今回のインタビューや『ストレスチェック大賞2024』の授賞式での登壇、各方面での発信をつなぎ合わせてみると、他人ごとではなく、自分ごととしてとらえる想像力で「お互い様」の気持ちを持つこと、多様性を認め、誰もが心地よく過ごせる環境をつくることが、心身ともに健康的な生活の確保につながると、一つの一貫した軸でつながっている印象を受けた。健康経営や女性活躍・仕事と生活の両立支援が叫ばれているからという理由ではなく、同社のように現状の課題と本当のニーズに根差した施策と、働き方改革の進め方から学べることは多いのではないだろうか。
受賞法人ご担当者からのコメント
代表取締役 横川 みどり様
受賞法人の「ソシキスイッチ ストレスチェック」導入事例
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