導入事例

短納期で難易度の高いAWS移⾏を実現!本稼働後の運用では、 AWSの大規模障害も乗り越えた/株式会社JTB様

株式会社JTB 白水友明様

株式会社JTB

個人事業本部 事業統括部
IT企画担当マネージャー
デジタル化推進プロジェクト担当

白水 友明様

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メインの旅行販売システムと連携するアンケートシステムの新たな移行先を検討していた

Amazon Web Service(以下、AWS)導入を検討されたきっかけを教えてください。

株式会社JTB 白水友明様
仮想化技術を活用した高性能プライベートクラウド「J-Cloud」を導入して、グループ各社の多数の旅行販売システムや周辺システムを集約し、システムの運用コストを抑えながら安定稼働させていました。構築から数年が経過したことで、性能面での投資パフォーマンスの比較優位性が失われ、プライベートクラウド基盤で利用していたソフトウェアのライセンス体系が大幅に変更されたことも重なって、新たな移行先を模索していました。

今後のシステムやサーバの増加、ハードウェア障害時のデータ保全対策、セキュリティ対策、BCP対策などのシステム基盤強化や、ハードウェアとソフトウェアの保守切れに伴う投資を想定すると、パブリッククラウド利用の方が安価。またPaaS(Platform as a Service)が、OSや一部ミドルウェアの自動アップグレードができたり、迅速なサーバ利用や自動リソース追加ができたりと機能が充実していることから、パブリッククラウドへの舵切りを決め、JTBは推奨のパブリッククラウドとして「Amazon Web Services」(以下、AWS)と「Microsoft Azure」を掲げ、そのいずれかへの移行を進めています。今回のアンケートシステムのケースでは、既存のアプリケーションやデータベースへの変更が小さく、最もコストパフォーマンスに優れていたことからAWSを採用することにしました。

AWSに関する知見や技術力に、システム構築・運用パートナーとして期待

弊社の提案内容や、プロジェクトマネジメントについてはいかがでしたか?

拡張性やセキュリティといった技術的な観点を踏まえた高いレベルの提案で、私だけでなくIT部門の他のメンバーも堅実なプランだと結論付けました。プロジェクト計画もしっかりしたレベルで『短期間でも、これで行けるな』と安心感がありました。

JTBグループの情報システム会社をはじめ、さまざまな関係者と調整し、しっかり束ねていただきました。
月1回の定例会議で確実に進捗が報告され、課題があればすぐに具体的な解決策を示していただいたほか、社内への提案フェーズでも『経営陣の承認を得るために、こういう情報がほしい』といった要請にも迅速に対応いただいた。フットワークも軽くて、ちょっと困ったことにも解決を優先して即座にご来社いただくなど、非常に助かりました

最終的に計画よりも2~3週間前倒しでシステムを稼働することができました。

今後の情報基盤開発に期待されることはありますか?

株式会社 白水友明様
JTBにとってどういう製品やクラウドサービスが最適なのか、どのように移行するのがいいのか。
情報基盤開発さんに共有していただいた、移行提案に盛り込んだ設計の考え方、設計図、ノウハウなど、JTBの今後の取り組みに生かせると感じています。技術動向や他社の動きなども踏まえつつ、AWSに関する知見と技術力で今後もパートナーとしてお付き合いいただきたいと期待しています。

旅行販売システムと連動するアンケートシステムのAWS移行

JTBでは幅広いサービス内容について、スマートフォン、Webサイト、紙といったメディアを問わず、エンドユーザーからアンケートを収集しています。アンケート結果は社員や店舗の評価に活用されるほか、宿泊施設の評価にも反映されるなど、顧客推奨意向(NPS)を経営戦略上の最重要指標の一つとなっています。

店舗担当者は、来店したエンドユーザーが評価した過去のアンケートを参考に旅行プランを提案したり、旅行内容にカスタマイズしたアンケート用紙を接客中に印刷したりするため、システムは朝8時から夜11時までの業務Webアプリケーションとしての運用が求められていました。

移行にかかるインフラ要件を整理すると…
●旅行販売システムをはじめとする、オンプレミス環境下にある複数システムとの連携維持
●オンプレミスの冗長通信方式を引き続き利用。しかし、クラウド上の冗長性・拡張性は確保
●年間稼働率99.9%以上を前提とする高いSLAを落とさない
●アンケート回答や売上情報など最大約2000万レコードに上るDBをオンラインで検索・集計
●オンプレミスのアプライアンスと集約管理による高基準セキュリティをAWS移行でさらに向上
●約6ヵ月間で要件定義から予算立案、設計実装までを完了

情報基盤開発では、実現が難しい上記要件に対し「Service Broker VPC」パッケージを利用したAWS移行プランを提案しました。

[パッケージによる課題解決の一例 安定したシステム連携:冗長化通信]
ハードウェアやソフトウェアの偶発的なトラブル、緊急メンテナンスを考慮した場合、システム連携では冗長化した通信経路の設計が欠かせません。AWS環境は、ソフトウェア冗長化に基づく変動IPアドレス通信による拡張性・冗長性確保が主流となっていますが、オンプレミス環境ではハードウェア冗長化に基づく固定IPアドレス通信による冗長性確保が主流です。変動IPアドレス通信はオンプレミス環境にとって適合性が低く、逆にオンプレミス環境の固定IPアドレス通信をAWS環境に安直に持ち込んでしまうとその良さが消え、不安定で拡張性の低いクラウド環境が残ってしまいます

同パッケージでは、手堅い動作が求められるオンプレミスのシステムには固定IP接続による通信機能に特化させた仮想ネットワーク環境(VPC)を対向させ、サービス側VPCは変動IP接続による通信を採用。通信方式が異なる2つのVPCの中間ポイントに、固定IP通信と変動IP通信間の変換エンジンである「Service Broker VPC」を技術的コアとして設けることで、通信冗長性を保ったまま結合。双方の良さを生かしながら相互の影響排除を達成する、オンプレミスとAWS間の「粗結合」アーキテクチャを設計構築しています。

2019年8月23日、AWS東京リージョンの一部で数時間に渡って発生した大規模障害時には、想定通りAWS側のフェイルオーバーのみで短時間に全機能が自動回復。結果として、冗長設計の正しさも実地検証されました。それ以外にも、オンプレミス環境、専用線、AWS環境で、メンテナンス(計画・緊急)・障害等の様々な切断事象が発生していますが、システム連動は止まらず、業務も順調に継続できております。

上記は、「Service Broker VPC」パッケージで提供可能な課題解決の一部です。総合的にまとめたホワイトペーパーがございます。下記ボタンから資料ダウンロードをお申込みください。


『ホワイトペーパーには、以下の課題解決が含まれております。』
セキュリティとメンテナンス:AWSセキュリティサービスと集約化されたカスタム対策の融合
集約化されたログ収集:監査ログ、アクセスログ、アプリログを統合集約
標準化とセキュリティ:「CISセキュリティベンチマーク」への準拠
低コストかつ高拡張:1専用線に対して2500サービスまでの増設
開発効率とセキュリティの両立:AWSアカウントへのSSOとRBACの徹底
ガバナンス:マルチアカウント環境によるマルチベンダ対応と会計分離
短納期とインテグリティの両立:Infrastructure as Code
すばやく抜けのない障害特定:エスカレーション付きの自動監視機能

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