正しい英訳とフォロー体制で実施の負担を大幅削減。スーパーバイザーと強靭なコミュニティーで、従業員のケアに努める
学校法人クリスチャン・アカデミー・イン・ジャパン
学校長(Head of School)
デイヴィッド・マウィニー 様
人事部長(Human Resources Manager)
熊手 パメラ 様
人事部長補佐(Human Resources Assistant)
井坂 由季子 様
適切な英訳で、修正の手間・負担を大幅削減
「ソシキスイッチ ストレスチェック」サービス導入の背景を教えてください

当校のスタッフは日本人でも英語のほうが得意な方もおり、英語版の受検者が多くいます。以前使用していたサービスでは英語の訳が適切ではなく、人事部長が質問の英訳を監修して直すなどして非常に苦労しました。産業医に見てもらう段階でも再度チェックが必要な状況で、特に人事部長の負担がとても大きかったです。質問数も多く、厚労省の基準に準拠した質問を含めて 100 項目は超えていたと思います。
乗り換えを検討し、4社のサービスを比較しました。うわべだけの質問ではないか、構成はきちんとしているかなど、英語と日本語両方のテストをチェックしました。

弊社ストレスチェックサービス採用の決め手は何だったのでしょうか?
英訳に問題がなかったこと、それが決め手です。
当校の看護師と一緒にストレスチェックの実施事務を行っていますが、以前は本当に苦労しましたので、きちんとした英語で受検できるとやはり理解度が違うと感じています。
受検時期のお知らせ・フォロー体制に満足。スタッフの悩みの傾向に対応するため、今後は 80 項目版も視野に
実際に「ソシキスイッチ ストレスチェック」サービスをご利用いただき、いかがでしたか?
ストレスチェックの実施にあたっては、校内でスタッフが集まるミーティングで精神衛生の大切さを伝えています。そして人事部より受検勧奨のメールを送りフォローアップをしています。皆で何かやろうというときには協力してくれる方が多いこともあり、高い受検率を維持できているのかもしれません。
今後の「ソシキスイッチ ストレスチェック」サービスの活用についてお聞かせください
当校はクリスチャンの学校ですので、コミュニティーのサポートがしっかりとしています。ストレスを感じている方は、職場が原因というよりも個人的なことで悩みを抱えている場合が多いようです。それは産業医からも言われています。悩みがあるときは校内のスーパーバイザーや、話しやすい同僚に相談することが多いですね。
現在は 57 項目のストレスチェックを実施していますが、今後は 80 項目も検討したいと思います。
“キリストのために日本と世界に仕える生徒を育成する”―CAJ の使命のもと、コミュニティーの中で働くスタッフをサポートする
「働きやすい職場づくり」や「教職員のメンタルヘルスケア対策」につながっていると考えられる貴校の取り組みがありましたら教えてください

コミュニティーが強靭なのでお互いのサポートが自然と生まれること、また、それぞれのスタッフにスーパーバイザーが付いているので、スーパーバイザーが細かくケアをしていることが、ストレスが少ない職場環境につながっていると思います。
当校はクリスチャンスクールであり、スタッフも皆クリスチャンです。そして、働くスタッフが同じ目的(パーパス)・使命(ミッション)を持ち、何故ここで働いているのかという目標を共有しています。皆がここにコミュニティーとして集っているので、コミュニティー意識が強いのだと思います。例えば、大きな病気や家族の死など、おもに人生のなかで私たちが出合う予期せぬ出来事について、コミュニティーの中でシェアするのは普通のことと考えています。そしてコミュニティーの中で助け合う・サポートしてもらえることをわかっているので、安心して日々を過ごすことができています。もちろん誰もそれを強制しているわけではありませんが、皆がサポートし合える文化には感謝しているのではないでしょうか。

加えて、当校のスタッフは勤勉です。教員は教える仕事を一生懸命やっていますが、マネジメント側としては仕事と休息のバランスが取れるよう、スタッフ個人の成長とケアをできる限り行えるよう心がけています。また、インターナショナルスクールカレンダーに則り(日本の伝統的なスクールカレンダーとは少し違うかもしれませんが)、しっかりと休めるように考慮しています。
多くのスタッフが日本人ではなく、母国を離れて外国で働いているので、ただでさえストレスが多いと思うのですが、そのような状況であっても、スタッフ主導のサポートがしっかりしているので、過剰な負担にならずに済んでいるのではないでしょうか。もちろん私たちは専門家ではないので、専門家の支援がベストと思われる場合には必要に応じて、適切な助けを求められるようサポートしています。それに加えて、ここのコミュニティーとして日常の中でできるサポートを日頃から心がけているということです。

これはおそらく文化的な部分だと思うのですが、特に今年からは新しいスタッフを迎えた際にランチ会を設けるなど、スタッフがリラックスできるように、コミュニティの一員になれるようにしています。基本的に関係は良好で、皆フレンドリーです。もし何かあればスーパーバイザーやマネジメントに相談に行ける体制もあります。皆がそれぞれチームのメンバーで、各チームでサポートがありますね。マネジメントとスタッフの関係もとても良好です。

日々の仕事だけでなく、この学校で働くうえでの共通のゴール、スタッフそれぞれの将来・共通の目標を見据えて働くよう示すのもスーパーバイザーの仕事です。スタッフのパフォーマンスを正当に評価して、今後どうして行ったらよいかということを考えます。またスーパーバイザーには、一人一人の個人的な生活の問題まで何でも相談できます。例えば、病気や家庭の状況などをスーパーバイザーが一つずつ救い上げて、それに合わせて休みを調整するなどケアをしています。それぞれが与えられた仕事を細かく理解し方向づけを行い、仕事をするにあたって必要な情報(研修・学びの機会など)を提供するなどの支援も行います。
組織の構成やヒエラルキーはそれほど重要ではないと考えています。私は学校長という立場ですが、いつでもフレンドリーな会話を歓迎していますし、この学校で働いている誰もが私のところにいつでも・どんなことでも相談に来てほしい、そしてそれをスタッフもわかっていてほしいと思っています。もちろん私には他の人にはない責任もありますし、やらなければならないこともありますが、個人のヒエラルキーではなくてもっと人間的に対等に、と思っています。
ストレスチェック大賞 2023:業界・部門別優秀賞受賞
ソシキスイッチ ストレスチェック
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