現場の意見を吸い上げ、徹底した業務効率化に取り組む。集団分析データの「従業員のストレスケア施策への活用」も視野に / 株式会社M&A総合研究所
株式会社M&A総合研究所
人事労務部
佐々木 真梨乃 様
取締役CFO
荻野 光 様
従業員の増加をきっかけに乗り換え。ニーズを満たしつつも、大幅なコスト削減につながった
「ソシキスイッチ ストレスチェック」サービス導入の背景を教えてください

以前使っていたサービスに不便さは感じていなかったのですが、当社の従業員数が増えていくにつれ、人数規模に対して使いづらさを感じるようになり、乗り換えを検討していました。サービス内容や価格面などの観点でネット検索した上で、候補の中から「ソシキスイッチ ストレスチェック」サービスを最終的に選びました。
弊社ストレスチェックサービス採用の決め手は何だったのでしょうか?
もともと使っていたストレスチェックのサービスよりも費用面で大幅なコストダウンができたこともありますが、価格がリーズナブルでありながら当社が求めるニーズをAltPaperストレスチェックサービスは充分に満たしていて、コストパフォーマンスが高いと判断しました。
今後は従業員のストレスケア施策に集団分析データを活用していきたい
実際に「ソシキスイッチ ストレスチェック」サービスをご利用いただき、いかがでしたか?
サービスの乗り換えにあたって不安は特にありませんでした。実施を進めるにあたってのサポートもしっかり丁寧に行っていただき、スムーズにストレスチェックを実施することができました。ストレスチェックの結果や集団分析レポートが見やすい点にも満足しています。WEB受検の操作に関しても、不備や分からないといった声はなく、従業員の皆さんにもきちんと受けていただけたかなと思います。
今後の「ソシキスイッチ ストレスチェック」サービスの活用についてお聞かせください

ストレスチェックは年に1回の定点観測にはなってしまいますが、当社も200人を超える会社になってきたので従業員のメンタルヘルスケアも人事マターで取り組んでいかなければいけないと考えています。産業医の先生とも協力しつつ、具体的にどのような対策をすればよいのかを含めた施策づくりにもストレスチェックの結果を活かしていけたらと思います。
以前は部署によっては人数が少なく、個人が特定されやすい状況にあったため、グループをざっくり5つぐらい分けて集団分析を行っていました。現在は前年と比べて従業員数が倍になり、いずれの部署も個人が特定されてしまう心配がなくなったので、今後は部署単位で各部の状況をきちんと把握できるように集団分析を行い、今回の良い結果をどのように維持していくかを考えていきたいです。集団分析データを上手く活用しながら、職場環境改善に活かしていけたらと思っております。
ボトムアップで業務効率化を行い、日々改善を続ける。創業当初より根付くストレスの少ない職場環境づくり
「業務効率化」や「働き方改革」など、働きやすい職場づくりのために貴社が行っている取り組みについて教えてください
いかに無駄な作業を減らし、効率的に本来の業務に注力できるか、そして会社としてしっかり利益を出せるか。この徹底した効率化が、当社が創業当時から大事にしてきたテーマです。

当社はM&Aアドバイザーが専属でフルサポートするM&Aの仲介事業で、「M&A × Tech」のリーディングカンパニーとして2018年に設立しました。当社では、業務効率化を実現するために自社で独自開発した営業用のシステムを使い、日々細かなブラッシュアップを加えながら、個人個人が働きやすい環境を自分たちで作っています。それも社長などからのトップダウンではなく、ボトムアップで社内システムの導入・開発を続けているという点が当社の強みだと考えています。
もともと社長自身がM&Aにより会社を売却した経験があり、その際に業界に感じた課題点を改善したいと考えて立ち上げた会社です。そのため、創業当時から現場の意見を吸い上げて課題の解決を図ることを一貫して大切にしてきました。例えば、現場の声として「本質的でない作業に時間を取られてしまう」や「アドバイザーがやるべきではない事務作業も自分たちでやらなきゃいけない」、給与面では「インセンティブのルールがブラックボックス化しているため、自分がいくらインセンティブ稼げるのかさえも最後まで分からない」などといった課題が実際に聞こえてきました。これでは絶対に不満につながってしまいますよね。そこで、当社では、顧客対応以外の事務作業は別部署で処理する体制を整え、アドバイザーは顧客とのコミュニケーションに集中できるようにしています。評価も公平になるよう数字に基づく評価制度を導入しています。
また、「DX化による働きやすい環境」を目指し、社内システムの改善・カスタマイズを重ねています。例えば、私のように稟議を承認する立場だと「稟議にかかる時間を1日5分でも浮かせられるから、こういう機能を付けてほしい」と社内のエンジニアに相談しシステムの改善を提案していますし、アドバイザーの立場だと「(このような条件で)会社のデータを引っ張れるようにしてほしい」や「こういった形で管理できるようにしてほしい」など、現場の人たちが仕事していくなかで「効率化するには、このシステムのここ変えたらいいのではないか」という気づきを全部吸い上げられるよう、投稿フォームのようなものも作っています。そうしてこれまで1万回近く、この社内システムを改善・アップデートしていくことを通して無駄な作業を減らし、本質的な仕事に注力できるようにしてきました。実際に、同業他社から転職してきた方が労働時間を約27%削減でき、効率的に仕事をできるようになったという結果も出ています。

【画像出典】株式会社M&A総合研究所:採用特設サイトより
ほかにも、社歴や年次などをまったく気にしない風土があります。定期的に行っている社内向けの勉強会では、入社年数に関係なく成果を上げた新卒メンバーにトークスクリプトや工夫している点を話してもらうことがあり、客観的に実力のある人がまともに評価されてノウハウをみんなで共有するべきという「公正・公平なカルチャー」も、場合によってはストレス軽減につながっているのかもしれません。
まだ若い会社ということもあってか、メンバーも大企業から転職してくる方が大半なのですが、いわゆる「意見が言いづらい」「言っても上司のところで止められてしまい議題にもあがらず、反対されてしまう」などといった企業にありがちな悩みは、当社にはありません。コミュニケーションに関しても縦・横・斜めのつながりのある会社なので、意見が言いやすく、心理的な部分で安心感もあるのかもしれません。
このように、働きやすい環境のなかで思う存分パフォーマンスを出してもらい、会社としてもしっかり売上・利益を作れる仕組み、これがあるべき姿だと思っていますので徹底して取り組んできました。優秀なアドバイザーがパフォーマンスをしっかり発揮できる環境を用意し、エンパワーメントすること。それがストレスの少ない環境につながるのだと思うので、そういう仕組みをずっと作ってきていますね。
ここ数年DXと言われ続けていますが、本質的にDXしきれていない会社さんが多いように感じます。現場の声を拾いきれていないことや、現場を知らない外部ベンダーへの委託により、現場の人にとって本当に使いやすいものではないDXも結構あると思うんですよね。当社は、本当に効率化して仕事をより短く終わらせる仕組み、それを継続し続けることができる体制があります。それが今回のストレスチェックの結果にもつながっていると考えています。大切なのは社長からのトップダウンではなく、ボトムアップで、日々改善を続けること。ぜひ、それを皆さんにもお伝えしたいなと思います。
ストレスチェック大賞 2023:業界・部門別優秀賞受賞
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