導入事例

80項目ストレスチェックの「詳細な分析」が課題発見の糸口に。働きやすい職場づくりに直接つながる設問・対策を低コストで / しまなみ信用金庫

しまなみ信用金庫 総務部 堀内 久美子 様

紙版金融・保険業,不動産〜500人

しまなみ信用金庫

総務部
堀内 久美子 様

80項目版に切り替え、従来よりもコスト面で魅力。ストレス要因をより細かく把握し、職場環境改善・ワークエンゲージメントに活かしたい

AltPaperストレスチェックサービス導入の背景を教えてください

 以前に一度AltPaperストレスチェックサービスをご紹介いただいたことがあったのですが、当時は他業者と契約して間もなかったので見送らせていただきました。その後、ストレスチェック実施結果の活用やコスト面の課題が金庫内で持ち上がった際に再度お話を聴かせていただき、AltPaperストレスチェックサービスの方が安価な価格で80項目版を実施できる、とのことで魅力を感じました。
 

AltPaperストレスチェックサービス採用の決め手は何だったのでしょうか?

しまなみ信用金庫:導入事例画像02
 それまでは57項目で実施していましたが、80項目に変更することで心理的なストレス要因を細分化してチェックできることや、職場環境改善につながる項目も追加されている点からワークエンゲージメントが高められるのではないかと判断し、利用を決定しました。
 
 

紙ベースでも店舗ごとに配布しやすい工夫。集団分析はより細かく把握していく必要性も

実際にAltPaperストレスチェックサービスをご利用いただき、いかがでしたか?

 項目数が増えることで職員の負担が増すと思ったのですが、抵抗感なく受検していただけたように感じています。 あらかじめ当金庫で店舗ごとにデータを並べて作成しておくことで、データ入力した順に並んだストレスチェック調査票が送られてくるので、紙ベースで行っている職員への調査票配付もスムーズに行うことができました。
 集団分析については、AltPaperストレスチェックサービスで分析していただいたものを担当者が報告用に加工しています。以前のものよりも項目がたくさんあるので、細かく見ることができ、課題が分かりやすいのでよいと担当者からは聞いています。
 

今後のAltPaperストレスチェックサービスの活用についてお聞かせください

しまなみ信用金庫:導入事例画像03
 WEBでの回答に不慣れな職員もいることが想定されるので今年度は見送りましたが、今後はWEB版の実施も検討しています。
 集団分析のグループ分けについては、現在は店舗ごとに分けています。店舗ごとで前年度と比較して、どういう項目で課題があるのかなどを見るようにしています。

 10名以下だと人が特定されてしまう可能性が高いので、個別の店舗の課題は見えにくくなってしまいますが、職員数の少ない店舗通しをグループにするなどの工夫をしました。現時点ではまだ従業員満足度調査や組織サーベイなどは導入していませんが、今後はより細かく把握していく必要性も感じているので、そういった点にもう少し力を入れていきたいと思っています。

 
 

地域の皆様とともに半世紀。「地域にとってかけがえのない、なくてはならない」金融機関を目指して

経営理念として「人間性豊かな楽しい職場環境を作る」を掲げる、貴金庫が実施している取り組みについて教えてください

 当金庫は『地域の皆様とともに、地域社会の発展に貢献する』という理念のもと、創立80周年を迎えようとしています。お客様に寄り添って、あらゆる経営課題にともに向き合い、安心して相談いただける信頼関係を構築することが私たちの使命です。

 地域の一員として地域活動に参加するだけでなく、金融教室やインターンシップを開催するなど、当金庫から積極的に発信・活動を続けてきました。例えば、インターンシップは大学生のイメージが強いですが、高校生や、コロナ禍以前は中学生の受け入れも行っていました。金融教室という形で、中学・高校・大学などにこちらから出向いて出前授業・研修をさせていただくこともあります。
 また、当金庫の経営理念の一つに「人間性豊かな楽しい職場環境を作る」があります。金庫内でも働きやすい職場づくりに向けて、さまざまな取り組みを行っています。

 昨年度から、内勤の職員についてはジョブローテーションを導入しました。窓口担当と後方事務担当が月単位で交代をし、後方事務内でも為替の担当とそれ以外の預金の担当、融資事務の担当とそれぞれローテーションを推奨しています。

しまなみ信用金庫:導入事例画像04
 総務部主体で発信し、実施の流れは店舗に裁量を持っていただいています。他の職員の抱えている仕事を知らないことにより、不満につながることもあるかと思いますが、お互いの業務を経験することで理解が深まって、協力的に業務を進めることができ、それが職場環境の良さにつながっているのではないかと感じています。

 仕事以外については互助会というものがあり、コロナ前は希望する職員が何百人単位で野球観戦や旅行なども実施していました。広島といえばカープがやはり人気なので、そういったイベントを通して職員同士で色々な話ができたりもするので、コミュニケーションが取れているのかなと思います。

 新入職員に対しては、メンター制度も設けています。年齢や相性を考えメンティ(新入職員)1名に対して1名のメンター(先輩職員)を任命しています。月に1回面談を実施し、相談しやすい環境作りを行っています。またメンターも自身を振り返ることで自信の成長を感じるきっかけにもなっており、双方にプラスの効果が表れていると感じています。また特に若い職員はなかなか悩みが相談できないだけでなく、ストレス自体にマイナスイメージを持ちがちなので、新入職員研修などを利用してストレスとの上手な付き合い方についてお話しています。そもそもストレスは何か変化があった時に発生するものなので、負のイメージだけではないことを伝えています。例えば就職する、結婚する、転居をする、環境が変わる時にも、変化を伴うとストレスを感じるものなのだよと、マイナスなことだけがストレスの要因になるのではなくプラスの要因でもストレスを感じるので、それをいかに分散しながら受け止めるというか、流していけるかが大切だという話をまずはします。その際「自分自身がストレスと感じたことは何かある?」と質問しています。人それぞれ乗り越え方が違うと思うので、これまでの経験を振り返ってもらい、自分がストレスを感じやすい出来事や乗り越える方法を考えてもらうような研修を中心に行っています。

 その他、メンタルヘルスの対策の一つとして、相談のホットラインを設けています。リスク管理部の職員と総務部の私が専用の電話を持っていますので、何かあったらその携帯電話に連絡をしてもらえるようにしています。今後は若い職員だけでなく、中堅職員やセカンドキャリアを迎えるような方にもメンタルヘルスの研修が必要になってくると感じています。

 コロナ禍が落ち着いて対面の研修がしやすくなりましたので、外部の講師を招くなどして、管理職向けに部下とのコミュニケーションの取り方やコーチングの研修なども実施しています。そういった積み重ねを通して、お互いの理解やコミュニケーションの活性化につなげられるよう特に力を入れているところです。

 当金庫はこれからも「地域にとってかけがえのない、なくてはならない」金融機関として、「しまなみにしかできないお手伝いを あなたとともに」を合言葉に、地域の皆様に喜んでいただける活動を通じて、持続可能な地域経済・地域社会・地球環境の実現に貢献してまいります。

〔外部リンク〕» しまなみ信用金庫

※当インタビュー記事は、2023年に行った取材をもとに構成しています

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