導入事例

英語版レポート導入で、グローバル企業ならではの課題に対応。健康促進施策の立案につなげる / ヴィーナ・エナジー・ジャパン株式会社

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WEB版電気・ガス・熱・水道業〜500人

ヴィーナ・エナジー・ジャパン株式会社

人事総務部 部長
野崎 佳恵 様

人事総務部 マネージャー
ドーラン 幸恵 様

ポイントは「多言語の充実」「集団分析レポートの見やすさ」「価格」。英語版レポート活用で個人情報の課題も払拭

AltPaperストレスチェックサービス導入の背景を教えてください

 展示会での出会いがきっかけでした。ストレスチェック担当者が前職で使用していたサービスは使いやすかったのに対し、当社で以前利用していたものは非常に使いづらく、乗り換えを検討していました。
 2022年の春、たまたま足を運んだ展示会にブース出展されていた情報基盤開発さんのストレスチェックサービスを目に留め、後日に詳しくお話を伺いました。
 

AltPaperストレスチェックサービス採用の決め手は何だったのでしょうか?

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 「対応言語の多さ」「集団分析レポートの見やすさ」「価格」です。採用ポイントの一つは、多言語対応の充実でした。また、以前は現在のような集団分析レポートではなく、担当者がグラフや数値など生データから読み取り傾向をまとめる作業がかなり大変だったので、負担の軽減が課題でした。さらにオプションで英語のレポートを出していただけることも魅力的でした。社内の通訳・翻訳などを介すことに関して、個人情報の観点でセンシティブな情報はあまり人目に触れないほうがよいと思っていたので、社内の従業員に頼らずお任せできることはありがたいと思っています。

 
 

57項目から80項目に切り替え、集団分析を職場環境改善に活用

実際にAltPaperストレスチェックサービスをご利用いただき、いかがでしたか?

 AltPaperストレスチェックに切り替えてからは、集団分析・英語の翻訳など課題と感じていた作業をやっていただけるので実施者の負担がかなり削減されました。導入初年度は集団分析のグループ分けや情報発信など、準備に多少工数は割きましたが、WEB実施にすでに慣れていたこともあり、特に大きな混乱もなく切り替えができました。契約2年目からは80項目で実施しています。ストレスチェック開始日に流れてくるメールに個人のURLが添付されており、そちらをクリックするだけでログインができる、という簡単さは従業員に評判が良いです。また実施事務従事者が「パスワード忘れ」に対応することがほとんどなくなっている点もよかったと思います。価格も以前の業者と比べ安価で提供していただいておりますので、よかったことの一つです。
 

今後のAltPaperストレスチェックサービスの活用についてお聞かせください

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 集団分析に関しては、事業場別・部署別・性別・年代別など、細かな分析ができるよう設定しています。できるだけ多角的な切り口で多面的に結果を見ることで、集団の傾向とそうなる要因をより具体的に掴めると考えています。当社の場合、例えば「集団分析の結果がよいグループは離職率も低い」など相関関係をデータで客観的に捉え、マネジメントへのフィードバックはもちろんですが、結果をレビューしてリテンション向上や就業環境の改善のための施策立案に積極的に活用しています。80項目版に切り替えたことにより、これまでよりもさらに具体的な結果が得られ、効果的な施策の検討がしやすくなると期待しています。
 
メンタルヘルス対策として、従業員のウェルビーイングをサポートするためのツール・アプリの導入を全社的に行いました。従業員にはできるだけ、特にメンタルヘルスに関しては、おかしいなというところまで我慢はしてほしくありませんので、何か会社として従業員の健康につながる対策を検討していました。ただ、こちらの活用度合いを含め包括的な施策は次の段階だと思っていますので、できるところから取り組んでいきたいと考えています。

 
 

多様性を強みに地球環境に貢献し、クリーンなエネルギーを届けたい。最も大切にしている価値観は「公正明大であること」

グローバル企業として、ワーク・ライフ・バランスやコンプライアンスを大切に、さまざまな施策を導入しておられる貴社の取り組みについて教えてください

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 当社では現在、31か国の従業員が一緒に働いています。文化的な摩擦や習慣・価値観の違い等は日々感じますが、それ以上に、多様であるということは我々の強みであり、その多様性を楽しむカルチャーがあると感じます。
 例えば、男性育休をはじめ休暇に関しては、取得しづらいという雰囲気はないと思います。これは外国人従業員が多いのがプラスに出ている点の一つではないかと思いますね。マネジメントがモデルケースとなり率先して休暇を取得することにより、休暇を取りやすい文化の醸成につながり、ワーク・ライフ・バランスを大切にする企業文化がはぐくまれているのではないでしょうか。あえて言葉に出さなくとも、オンとオフの使い分けが上手い方が多いのではないかと思っています。また、終業後のヨガ、習い事、ランニングなどしている方も多く、ご自身で健康に気をつけている方が多いという印象を受けます。
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 チームビルディングと健康促進とCSRをかねて、グローバル(各国の全てのヴィーナ・エナジーグループ会社)で年に1回、全員参加のイベントを実施しています。2022年度はウォーキング、2023年はボーリング大会を開催しました。このイベントを通して、特に日本においては気候のよい秋の1日に、しっかりと体を動かす絶好の機会を従業員に提供できていると思っています。国の垣根を越えて歩数やスコアを競い合うのですが、それだけではなく、ダイバーシティに配慮したチーム編成であればあるほど得点が上がるなど、多様性にも配慮したイベントです。また参加する人数に応じ会社から環境団体へ寄付もしています。なお、従業員が積極的に社会貢献活動へ参加することを後押しできるよう年2回の有給休暇「ボランティア休暇」を制定していす。6月の「環境月間」期間は会社としてボランティア休暇の取得推進するため、従業員の皆さんの参加を後押ししています。積極的に社会とつながり貢献できるところが、会社のミッションと合っていることから誕生した新しい制度です。
 その他、ほぼ毎月ハッピーアワーというソーシャルイベントを開催しています。これは会社が軽食類を用意し、従業員の皆さんに自由に立ち寄って飲食と会話を楽しんでいただくイベントです。軽食といいつつ、相当なボリュームと内容の料理も並びますので、美味しいものを前にして異なった部署間社員同士の会話もしっかりはずんでいる様子です。従業員同士の親睦を図るとてもよい機会を提供できていると思います。

 また、当社が最も大切にしている価値の一つに「公正明大であること」があります。コンプライアンスの観点から、従業員やビジネスパートナ―、取引先、弊社事業所や開発地域の地域住民の皆様などすべての方に何かあった場合に連絡いただく窓口を用意しています。第三者機関に委託しており、社内では本当に限られた人間だけしかアクセスできません。その匿名性が担保されていることを従業員も理解しており、それがあることで安心して業務にあたることができる土台となっていると思われます。QRコードから報告ができるという手軽さだけでなく、何がコンプライアンス違反になるのか、e-learningで年に2回、定期的・継続的に意識させる機会を徹底しており、意識向上につながっていると思います。

 

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 最後にもう一つ、ここ数年の人員増加に対応するために、最近、東京オフィスのリノベーションを実施しました。今回のリノベーションのコンセプトは、「出会いを偶発するオフィス」です。オフィス内に家具をあえてジグザグに配置し、A地点からB地点にまっすぐ歩いてたどり着けないようなジグザグ動線をたくさん作り、人と人とのすれ違いを増やしています。この結果として、以前よりたくさん歩くオフィスに仕上がっており、これも少しだけですが健康のためにはよい効果を生み出すのでは、と今後に期待しています。

 

※当インタビュー記事は、2023年に行った取材をもとに構成しています

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